保険薬局の皆さまへ

院外処方せんについて

当センターは下記の薬剤を除く処方に関して、抗がん剤、麻薬などを含め、原則院外処方としています。また、スムーズな院外処方化のために、かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師に関するアナウンスや患者さん、ご家族が通いやすい薬局を探すお手伝いも行っております。
患者さんの希望のもと、在庫の有無や要望など、当センターからご連絡をさせていただくことがございますので、ご協力いただきますようお願いいたします。

下記の薬剤については、院内処方で対応しております。
・サリドマイド系製剤(レブラミド、サレド、ポマリスト)
・治験薬
・検査薬(下部内視鏡前に使用する下剤等検査に付随する薬剤等)
・処置薬
・外来化学療法室での直前内服薬

院外処方せんの書式について

当センターの院外処方せんには検査値の一部を記載しております。
記載される検査値は、120日以内に測定された直近の値です。検査項目、基準値等については、下記をご覧ください。
保険薬局のみなさまのご理解、ご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

(例)


処方内容に関する問い合わせ(疑義照会)

処方薬に関する問い合わせ

疑義照会先:薬剤部 03-3400-1311(代表)

保険番号や費用に関する問い合わせ

疑義照会先:外来医事課 03-3400-1311(代表)

※当センターでは透かし(病院名)がない処方せんは無効となります。

服薬情報提供書について(トレーシングレポート)

保険薬局と病院における情報共有を推進することで、薬物治療の有効性と安全性の向上を図ることを目的とします。患者さんから聞き取った情報(服薬アドヒアランス、薬の副作用、残薬状況、複数病院の受診・処方状況、患者さんが使用しているOTCや健康食品などに関する情報)で、必ずしも緊急を要さないものの処方医へ情報共有が必要な情報についてフィードバックするレポートです。
がん化学療法におけるトレーシングレポートについては、副作用症状Grade2(CTCAE Ver5.0)(PDF)の表を参考にしてください。なお、Grade1~2症状でも緊急性を要すると思われる場合や症状が悪化した場合には受診するように指導してください。また、表に示した副作用以外に関してもお気づきの点があれば報告してください。

トレーシングレポートの使用方法

がん、吸入指導、糖尿病治療薬、間質性肺炎治療薬およびそれ以外の共通に対する5つフォームがあります。
該当するバナーをクリックしていただき、必要事項をご入力ください。メールアドレスは正確に入力してください。


※上記のフォームで入力できない場合は、FAXも受け付けております。
トレーシングレポート(PDF)をダウンロードしていただき、必要事項を記入後、FAXにてお送りください。

トレーシングレポート(がん)
トレーシングレポート(吸入指導)
トレーシングレポート(糖尿病治療薬)
トレーシングレポート(間質性肺炎治療薬)
トレーシングレポート(共通)

FAX送付先

03-3409-1604 (代表)
※処方担当医師あてお送りください。

注意事項

トレーシングレポートによる情報共有は上記目的を果たすものであり、院外処方せんにおける疑義照会ではないことにご留意ください。

入院時服薬情報提供書について(DENEN Project)

手術を受ける患者さんが、安心安全に医療を受けられるよう、保険薬局薬剤師と病院薬剤師が協力し、術前に服用しているお薬の管理を徹底する取り組みです。この取り組みは安全に手術や処置が行えるよう地域全体でサポートしていきます。

保険薬局の先生へのお願い

  • 患者さんの服薬状況を確認して、以下のリンクより「入院時情報提供書」を入力し、入院 (予定) 日までに送付してください。特に事前に中止が必要な可能性のある薬剤が新規処方された場合は、速やかに情報共有をお願いします。
    服薬情報提供料3の算定の対象になることがありますのでご確認ください。
  • 手術にあたり事前に中止が必要となる薬(※)の有無を患者さんと確認してください。術前薬剤師面談の時点でわかっている休薬指示は、患者さんにお伝えしています(「手術前のお薬の中止について」を配布)。休薬指示漏れが疑われる際は、当センター薬剤部へご連絡ください。
  • 「健康食品・サプリメントおよび市販薬の手術前休薬について」を患者さんにお渡ししています。相談を受けましたら「入院時情報提供書」を送付してください。
  • 当センター以外から処方されている薬剤が、当該入院中に不足が予想される場合は、入院前の受診を勧めてください。
  • 必要に応じて、休薬対象薬剤を一包化から抜く (入院日までの日数分) などお薬の整理をお願いします。

(※)術前中止薬について 以下の薬剤は、出血リスクを始め、血栓症のリスク、創傷治癒遅延などから、休薬が必要となる場合があります。

  • 抗血栓剤(抗血小板剤・抗血液凝固剤・その他の抗血栓剤)
  • 糖尿病用剤(ビグアナイド系薬、 SGLT2阻害薬)
  • エストロゲン関連製剤(SERM、黄体ホルモン製剤、卵胞ホルモン製剤、低用量ピル)
  • その他(創傷治癒遅延効果のある分子標的薬など)

ページトップへ