糖尿病内分泌科

●糖尿病の患者さんへ
糖尿病と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の関係について心配している方も多くいらっしゃると思い、当センターの糖尿病ケアチームでパンフレットを作成しました。
ご興味ある方は、ぜひこちら(PDF)からご覧ください(内容は2021年1月現在のものです。ご了承ください)。

当科のご紹介

糖尿病内分泌科では、糖尿病をはじめ、高血圧・脂質異常症・肥満症といった生活習慣病に加え、甲状腺疾患・下垂体疾患・副腎疾患・副甲状腺疾患などの内分泌疾患を幅広く診療しております。
糖尿病は慢性的な経過をたどる疾患であるため、当科では、地域の医療機関と緊密に連携しながら、患者さんのライフステージや生活環境を考慮した継続的な医療を提供しております。さらに、血糖コントロールの悪化や急性合併症のような緊急を要する病態にも柔軟に対応できる体制を整えており、外来から入院まで一貫した質の高い医療を心がけています。

特色

糖尿病診療では、近年登場した新薬や最新の医療機器を積極的に導入し、患者さん一人ひとりに合わせたテーラーメイドの治療を行っております。最新機器であるインスリンポンプ(CSII)や持続血糖測定器(CGM)も活用し、より快適で精密な血糖管理を可能にしています。
当科には、糖尿病看護認定看護師・特定看護師のほか、多くの糖尿病療養指導士(管理栄養士、薬剤師、理学療法士、検査技師、臨床心理士など)が在籍しており、チームで患者さんを支えています。外来では生活指導や注射製剤・機器の説明、フットケアなどを行い、きめ細かなサポートを提供しています。
また、糖尿病に伴う合併症の早期発見と予防にも力を入れており、外来診療のなかで積極的に検査を実施しています。必要に応じて、肝線維化を評価する経皮的肝硬度測定装置(Fibro scan®️)や、心肺機能を評価する心肺運動負荷試験(CPX)などの先進的な検査も取り入れています。他科との連携体制も整っており、たとえばフットチェックで異常を認めた際には、皮膚科の創傷ケア外来やインソール調整などで適切な対応を行っています。

内分泌疾患に関しては、甲状腺疾患や高血圧の原因となる内分泌性疾患などの頻度の高いものから、下垂体・副腎・副甲状腺に関連する複雑で専門的な病態まで幅広く対応しています。さらに、近年増加している免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害(irAE)にも適切に対応できる体制を整えており、がん治療中の患者さんにも安心してご相談いただけます。

扱う疾患

  • 糖尿病と代謝疾患


  • 1型糖尿病・2型糖尿病・妊娠糖尿病/糖尿病合併妊娠・脂質異常症・高血圧症・高尿酸血症・肥満症


  • 内分泌疾患


  • 間脳下垂体疾患・甲状腺疾患・副甲状腺疾患・副腎疾患・性腺疾患


    その他疾患:電解質異常

このような症状・検査異常の方を診察いたします

・糖尿病と代謝疾患
 多尿・口渇・易疲労感,体重減少,易感染性(皮膚・尿路),創傷治癒遅延,視力低下,末梢神経障害(しびれ・灼熱感)など.そのほか健診異常で指摘された異常。

・内分泌疾患
症状は多岐にわたります。

主な検査

  • 糖尿病と代謝疾患


  • 血液検査・75g経口ブドウ糖負荷試験・心電図・胸部レントゲン検査・脈波・CT・ 心エコー・腹部エコー・頸動脈エコー
    蓄尿Cペプチド測定 など

  • 内分泌疾患


  • ホルモン基礎値測定・畜尿検査・内分泌学的負荷試験・CT・MRI・核医学検査 など

主な実績

診療実績(2024年度)

入院
延患者数 新患者数 1日平均患者数
3,096 281 8.5
外来
延患者数 新患者数 1日平均患者数
15,573 669 64.1

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