当科のご紹介
2008年より感染症科を標榜し、2024年より常勤医3名が在籍しています。主な診療内容はHIV感染症を含む感染症全般を対象とした診療と、院内各科からの感染症に関するコンサルテーション業務になります。また、インフェクションコントロールチーム(ICT)のメンバーとして院内感染対策も行っています。
特色
感染症科の外来ではHIV感染症を中心とした診療を行っています。当センターはエイズ診療拠点病院の一つであり、在籍する3名の医師はHIV感染症診療における十分な診療経験があります。現在は約110名の患者さんが定期的に通院されています。当センターには、医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、事務からなるHIVケアチームがあり、各職種が連携して患者さんのサポートを行っています。
HIV感染症のみならず、梅毒、尿路感染症や蜂窩織炎などの一般的な感染症やデング熱などの渡航関連の感染症、発熱など感染症が疑われる患者さんの診療も行っています。病態に応じて入院診療も担当しています。
感染症はあらゆる診療科で扱うことのある疾患であり、院内各科から感染症の診断や治療に関するコンサルテーションを適時受けています。
感染症専門医として、各科の先生方と協力し、患者さんのより良い診療に寄与できるよう努力しています。
感染症科の医師は3名ともインフェクションコントロールドクター(ICD)の資格を有し、インフェクションコントロールチーム(ICT)の一員として耐性菌対策などの院内感染対策に従事しています。また、抗菌薬適正使用推進チーム(AST)としての活動を通じて、抗菌薬適正使用の推進にも取り組んでいます。
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扱う疾患
HIV感染症/AIDS、梅毒、結核性リンパ節炎などの肺外結核、デング熱などの渡航関連感染症など
このような症状の方を診察いたします
発熱など
主な検査
血液検査(血算、生化学、赤沈、CRPなど)、血液培養、喀痰や尿のグラム染色と培養検査、呼吸器マルチパネル検査、淋菌・クラミジア核酸増幅検査、HIVスクリーニング検査、HIV抗体確認検査、HIV-1 PCR検査、腹部超音波検査、胸部単純写真やCT検査などの放射線検査など